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みなさんこんにちは。
人工知能ラボの助手です。
これまで、このブログでは主に、機械学習関連の理論の説明や、
実際にそれらをPythonで書いて試してみるという
記事を中心に掲載してきました。
今回からは、話題になっている
AIのニュースなどを取り上げて、見ていくような
記事も入れていこうかなと思います。
早速ですが、今回はGoogle子会社のディープマインド社が、
人間の知能を備えたAIを開発を始めるというニュースに
ついて、お話ししようかと思います。
ディープマインド社と言えば、人工知能を用いた囲碁ロボットの
「アルファ碁」で有名ですよね。
なんと、5月いっぱいでの囲碁からの引退を発表したようです。
同社は、囲碁などの決まったタスクだけでなく、より汎用的な
人工知能の開発を目指すようです。
そこで現在研究中なのが、関係推論のできる人工知能というもの
のようです。
関係推論とは、物体や言葉などといった異なる概念間の
関係を推論することらしいです。
これは既存の人工知能には非常に難しいことです。
例えば、画像認識エンジンが犬と猫の写った画像データを見たとき、
そこにいる犬や猫の認識をすることはできますが、犬が猫を追いかけてる
ということまでを理解するのは、現在の機会学習システムでは
まずできません。
この問題を解決するために現在は直感物理力エンジンというものの
研究も行われているようです。
関係推論が実現できたら、人工知能はさらに
人間に近付いて行くのかもしれませんね。
ディープマインド社の成果に期待しましょう。
それでは、今回はここまでにしましょう。
お疲れ様でした!