2017/02/07
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丁寧すぎるWindows7へのPython環境構築

pythonの画像
やあ、みなさんお久しぶりです。
テック博士です。

前回までは、助手くんが頑張って
回帰分析について説明したり
TensorFlowによる回帰分析の実践を
やってくれていたみたいだね。
おや、pepperは恵方巻きを食べていたみたいだ。

さて、回帰分析の実践では、Pythonを用いて
コーディングの説明をしていたわけだが、
そもそもPythonの環境構築をしていなかった!
なんて人、いるんじゃないかな?

今回は、スゴく丁寧にPythonの環境構築について説明するから、
みんなPythonが使えるようにしておこう。
Pythonの環境構築は全部で3つ、

          ①Pythonのインストール
          ②Pathの設定
          ③最終確認

で進んでいくから、しっかりついてきてね。
なお、この記事では、Python2.7.13をインストールする。
バージョン名によっては、ファイル名や表示される文言が
若干異なる場合があるけど、 概ね流れは一緒だから
適宜、自分の場合に置き換えて進めてほしい。


①Pythonのインストール

まず、PythonのHPへ行ってみよう。(https://www.python.jp/)

このブログのアップ日(2017年2月7日)現在では、
Pythonのバージョンは2系と3系でそれぞれ
Python2.7.13 と Python3.6.0
が出ているみたいだね。
それぞれ必要なバージョンのダウンロードページへ飛んでほしい。
pythonのHPトップ画像
飛んだ先のページに、「Downloads」というタブがあるので、
そこから、Pythonインストーラーをダウンロードしよう。
pythonのHPダウンロード画像
ただし、ここからダウンロードできるのは32bit版のようなので、
64bit版をダウンロードする場合は、このページの下に
Windows x86-64 MSI Installer
というファイルがあるので、
これをインストールしてほしい。

さて、ダウンロードが終わると、
一般的には自分のパソコン内の「ダウンロード」内に
インストーラ
「python-2.7.13.msl」
が入っているはずだから、
これを起動して、出てくる文言に「次へ」を押して
インストールしていこう。
(Pythonのバージョンによって、若干ファイル名は変わる)

なお、Pythonのインストール先は、今回はC直下にしておこう。


②Pathの設定

さあ、次は最もつまづく人の多いPathの設定に移ろう。
そもそもPathとは何か、というところから説明しよう。

前項でPythonの設定は完了したわけだが、
システムがそのPythonを探せるようにしなければならない。
システムが実行コマンドを検索する場所(Pathという環境変数)に、
今回インストールしたPythonの場所を追加する必要がある。

まずはPathの設定画面を開いてみよう。

 コントロールパネル>システムとセキュリティ>セキュリティ>
 システムの詳細設定>環境変数

という流れで下記の画面と同じ画面を開こう。
Pathの設定画面の画像
この画面が開ければOK。
そして、システム環境変数の中にある「Path」を選択して、編集を押そう。
そして、変数値にすでにある文言を
絶対に書き換えたり削除しないように
次の文言を追加しよう。(コピー&ペースト推奨)

C:\Python27;C:\Python27\Scripts;

これが終われば、OKを押して、今開いているウィンドウを閉じよう。
もちろん、このブログは開いておいてね。


③最終確認

さて、ここまで順調に終えた場合、
もうPythonが使える環境になっているはずだよ。

最後にちゃんとインストールできているかを確認しておこう。

全てのプログラムから、アクセサリ>コマンドプロンプトを開き、
次の文言を打ってEnterを押そう。

python --version

コマンドプロンプト確認画像

そして、次のように返ってきたら成功だ。

python環境構築完了画像

これでPython環境構築は終了!

一番気をつけてほしいPathの設定などは、できればわかる人に
一度見てもらうのがベストだが、
この手順通り進めればまず問題はないよ。

それでは、丁寧すぎるWindows7へのPython環境構築は
これにて終了!
お疲れさまでした!